事業ロードマップ戦略とその製品化


ハッシュタグ活用エンジン『ZETA HASHTAG』

7月20日にZETA CXシリーズの新製品として「ZETA HASHTAG」の提供を発表しました。
ZETA CXシリーズとしてはZETA HASHTAG以外にもう2製品のリリースをこれより前に計画していたのですが、市場の需要を鑑みてこちらを先にリリースしました。(※1)

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▼自社配信プレスリリース
※1 ハッシュタグを活用したCX向上ソリューション「ZETA HASHTAG」を提供開始(2022年7月20日配信)
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そもそもZETA HASHTAGは昨年11月のコマースサミットで私がいつも大変お世話になっている複数のマーケターの方々からのリクエストを頂いて取り組みを始めたものですが、その後も数々の企業からの要望を受けこれまで製品開発を進めてきたものです。
3rd Party Cookie規制の流れもあり、今後メーカーおよびリテール各企業はリターゲティング広告に代わる流入施策への取り組みが急務だと言えますが、ZETA HASHTAGは今後のECサイトのみならずコマース系サイトへの流入とコンバージョンに大きく寄与できるのではないかと期待しています。

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具体的には、ZETAではEC商品検索エンジンであるZETA SEARCHレビュー・口コミ・Q&AエンジンであるZETA VOICEを取り扱っていますが、ZETA HASHTAGはこれらと連携するだけではなくこれらを強化する役割があると考えています。
ZETA SEARCHで取り扱う商品情報、そしてZETA VOICEで取り扱うクチコミ情報には、当然ながらGoogleなどのインターネット検索において重要な意味を持つホットなキーワードが多く含まれています。ZETA HASHTAGではこれらの情報からホットなキーワードを抽出し、それらをハッシュタグ化して商品やクチコミに紐付けます。こうした処理によって、商品とクチコミとハッシュタグが相互に関連し、ユーザーのサイト回遊性を高めるだけでなく、ユーザーにたいして意外な商品同士、クチコミ同士、そして商品とクチコミの関連におけるセレンディピティを適用することが可能になります。

また、クチコミというのはいわゆるUGCであるため、今後SEOにおいて大きな役割を果たしていくと思われますが、特にそうしたUGCから特徴的なキーワードを抜き出してハッシュタグ化するというのは、流入施策としても大変有望ではないかと思います。

検索連動型広告ソリューション『デクワス.LISTING』

また、ネット広告配信を手掛けるデクワス株式会社(以下、デクワス)においてもこの度、デクワス.LISTINGという新ソリューションの提供を発表しました。(※2)

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▼配信プレスリリース
※2 『デクワス.LISTING』を提供開始 ~リテールメディアテックを実現する検索連動型広告ソリューション~(2022年7月26日配信)
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ポストクッキー時代においては、リテールメディアテック、すなわちリテールメディアをどう活用するかが非常に重要になってきます。
デクワス.LISTINGはリテールメディアテックの端緒となりうるサービスだと言えます。
クッキー規制によりリターゲティング広告の配信が難しくなっていった場合、リテールメディアはメーカー企業にとって重要な広告メディアとなり得ます。

そもそもインターネット検索においてもリスティング広告というのは、大変有用な広告商品として展開をしてきました。
リテールメディアにおける検索というのは、インターネット検索よりもはるかに、ユーザーが購買へのコンバージョンに近いステップにあるため、広告効果もまたインターネット検索におけるリスティング広告よりも相当高くなるのではないかと考えています。
例えば「スニーカー」で検索するユーザーがいたとして、インターネット検索でスニーカーと検索するユーザーと、リテールECサイトやクチコミサイトなどのリテールメディアにおいてスニーカーと検索するユーザーでは、メーカー企業はどちらが広告効果が高いと思うかは明白ではないでしょうか。

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今後の事業戦略

しかも、ZETAではZETA SEARCHという12ヶ月で1200億クエリを超えるEC商品検索クエリを扱う検索エンジンを提供、運用しています。(※3)

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▼自社配信プレスリリース
※3 EC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」が1年間に処理する総クエリ数が約1200億クエリとなりました(2022年7月26日配信)
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もちろんこの1200億クエリはリテールメディアだけではなくメーカー企業のブランドECサイトなども含まれますが、とはいえこの中にはデクワス.LISTINGで扱いうるリテールメディアでの検索クエリが多数含まれています。
ネット広告を手掛けるデクワス、EC商品検索エンジンを手掛けるZETA、これらの組み合わせはまさにポストクッキー時代におけるリテールメディアテックの大きな架け橋になると思います。

ZETA HASHTAGにしてもデクワス.LISTINGにしても、これらはサイジニア株式会社(以下、サイジニア)の2022年6月期第2四半期決算説明資料ですでに事業ロードマップとして発表している(※4)、ポストクッキー、リテールメディア、クチコミという内容をそのまま製品化、もしくはソリューション化したものであり、今後もこうした中長期における戦略を具現化する取り組みをより一層活発化していく予定です。

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※4 2022年6月期第2四半期決算説明会資料(2022年2月24日公開)
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デジタルマーケティング業界のトレンドとしては、ポストクッキーというキーワードは若干食傷気味なところがあるように思えますが、むしろここからがポストクッキー時代の取り組みの本番だと言えます。
サイジニア、デクワス、ZETAの持つ強みの掛け合わせが、こうした次のデジタルマーケティング業界のトレンドにおいて大きな役割を果たしていけるよう、引き続き頑張っていきたいと思います。

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ZETA CXシリーズ一覧
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EC商品検索・サイト内検索エンジン『 ZETA SEARCH 』
レビュー・口コミ・Q&Aエンジン『 ZETA VOICE 』
ハッシュタグ活用エンジン『 ZETA HASHTAG 』
OMO・DXソリューション『 ZETA CLICK 』
レコメンドエンジン『 ZETA RECOMMEND 』
広告最適化エンジン『 ZETA AD 』
予測・パーソナライズソリューション『 ZETA DMP 』
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【著者情報】
ZETA株式会社
代表取締役社長 山崎 徳之

【連載紹介】
[gihyo.jp]エンジニアと経営のクロスオーバー
[Biz/Zine]テクノロジービジネスの幻想とリアル
[ECZine]人工知能×ECことはじめ
[ECのミカタ]ECの役割
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